メニエール病の薬物治療は早期に行うと効果的です

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パリの医師であるメニエールは、めまいと耳の疾患に大きな関係がある事を発見し、突然のめまいや耳鳴りの症状をメニエール病と名づけられました。

 

予期せず回転性のめまい発作が起こるのと同時に、難聴や耳鳴りなどの耳の病気が起こります。

 

めまいは数分から数時間継続し、治まるとまた再発を繰り返します。

 

早急の対策としてめまいからくる吐き気を抑えるために抗めまい薬や吐き気止めなどを投与します。

 

30代から50代を中心に発症し、比較的女性に多く起こります。

 

体の均衡を保つ三半規管周辺には内耳があり、聴覚を脳へ伝える蝸牛や、バランス感覚を伝える前庭神経があります。

 

共に複雑に絡み合っているために、めまいと共に難聴や耳鳴りが連動するように起こります。

 

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メニエール病の原因は内耳周辺に流れるリンパがむくむことで流通障害が起こり、機能が低下するためといわれています。

 

内耳のむくみを解消するために薬物療法を行います。

 

むくみの原因である余分な水分を排泄するために利尿薬を使用して改善させていきます。

 

効果が効きやすい人となかなか改善しない人もいて、高齢者の場合には自律神経を調整したり、精神的な不安から抑うつ状態になることもあり、抗不安薬を並行して使用します。

 

効果が出にくい場合には局所治療や手術を行う場合もあり、早期に治療方針を決める必要があります。

 

発症しやすい人に慢性的な睡眠不足や暴飲暴食など、生活環境が乱れている人に発症しやすいことがあります。

 

日頃から塩分やアルコールの摂取量をコントロールしながらむくみに気を付けて生活していくと予防になります。

 

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