メニエール病に頻繁に用いられる液体の薬であるイソバイド

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メニエール病の患者が増える現代においてはその治療に用いる薬も多数発見されてきました。

 

メニエール病の基本的な病態としてあげられるのがリンパ水腫であり、内耳にできることによって耳の機能に悪影響を及ぼします。

 

三半規管もあることから、それによって平衡感覚に狂いが生じて回転性のめまいが生じるというのが多くの人に共通する症状です。

 

リンパ水腫が大きくなると耳の本来の機能そのものにも影響を与えることになり、難聴になったり、耳閉塞が生じたりするというのも珍しいことではありません。

 

こういった症状に代表されるメニエール病の治療方法の基本方針となるのは、リンパ水腫の除去であり、そのために役立つ薬がいくつか発見されて利用されています。

 

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メニエール病の治療に用いられる薬には血流改善剤やビタミン剤、ステロイドなどいくつかのものがあります。

 

その中でも頻繁に用いられているのが液体の薬であるイソバイドです。

 

イソソルビドを成分として含む液体製剤であるイソバイドは利尿薬として古くから用いられているものであり、強力な利尿作用があることがその特徴です。

 

腎臓で水分をより排出するように促すのがその作用機序であり、尿量が増える結果として体液量が減少します。

 

その影響を受けて内耳にあるリンパ液が減ることから、リンパ水腫の緩和に効果を示すというのがその治療のメカニズムです。

 

作用機序が誰にも理解しやすいということもあって頻繁に使用されており、これによって大きな改善を見せる患者もしばしばいることから重宝されています。

 

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