突発性難聴の治療と薬の名前について

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突発性難聴とは、ある日突然耳が聞こえなくなってしまう病気の名前です。
両耳が同時に聞こえなくなってしまうことはほとんどなく、片方の耳が聞こえなくなることが多いです。
この病気は誰にでも起こる可能性があります。
難聴にはいくつか種類があります。
「伝音性難聴」はその名前の通り音を伝える機能に関するもので、鼓膜に穴が開いてしまったり、耳の骨が脱臼してしまうなどの外耳から中耳までの間に原因がある難聴です。
「感音性難聴」は蝸牛という名前の器官や聴神経など、中耳より奥の内耳以降の部分での難聴を指します。
突発性難聴はこの感音性難聴のひとつです。
伝音性難聴は、例えば鼓膜穿孔なら穴を塞ぐ等の治療により治すことができます。
一方、感音性難聴は他にも老人性難聴などといった種類がありますが、聴神経等が原因となるため、基本的には治癒できる難聴ではありません。
しかし、突発性難聴の場合は、この感音性難聴の中でも治癒することができる難聴なのです。

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突発性難聴の治療方法はいくつかありますが、まず重要なのは治療開始までの期間です。
突発性難聴はなるべく早く治療を始めることで、かなりの確率で治りやすい病気なのです。
一般的には1週間以内(できれば48時間以内)、遅くても2週間以内には治療を開始することが賢明です。
治療は薬物療法が多いです。
薬の名前をいくつか挙げます。
一番多く用いられる薬がプレドニンという名前のステロイドです。
この薬がメインとなっています。
末梢神経の障害を改善する目的にはメチコバールという名前の薬を用います。
また突発性難聴ではめまいが起こることもありますが、ジフェニドールという名前の薬を処方されることもあります。
また、突発性難聴が重症化すると通院ではなく入院となる場合もあります。
その際点滴治療となることがあります。
先に挙げたステロイド薬を点滴投与し、なるべく安静にするという方法もあります。
いずれにしても、少しでも聞こえに違和感を感じた場合は早めに耳鼻科を受診し、医師の指示に従って適切な治療を受けることが望ましいです。

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