頭痛の症状が現れる事もある内耳炎について

スポンサーリンク

内耳炎とはその名前からも分かるように耳に関する疾患で、内耳と呼ばれる部分に炎症が起こる事を言います。
人間の耳は耳穴から鼓膜までの外耳と鼓膜よりも更に奥の内耳、外耳と内耳の中間にある中耳に分類する事が出来ます。
つまり内耳は耳の構造の中で最も奥まった所にあり、指等で直接触れる事が困難な部分になります。
 内耳炎が発生する原因については細菌やウイルスへの感染が主となっていて、その原因となる細菌やウイルスは複数あります。
原因となりうる細菌やウイルスの代表的なものとしては、インフルエンザ菌やヘルペスウイルス等が挙げられます。
これらの細菌やウイルスが内耳に侵入して繁殖する事で、内耳に炎症が起きてしまう事になるのです。
 また細菌やウイルスが内耳に感染するルートに関しては、中耳から入ってくるケースが多いとされています。
それ以外にも脳を保護している髄膜という膜が感染症で髄膜炎を起こし、その髄膜炎の原因菌が内耳に侵入するというケースもあります。

スポンサーリンク

 内耳炎を発症した場合に現れる症状としては難聴や耳鳴り、周囲がグルグルと回るような回転性のめまい等が挙げられます。
これらの症状は炎症が激しい場合には強く現れる傾向にあり、ひどい場合には日常生活に支障をきたすほどに強く症状が現れる事もあります。
 ちなみに内耳炎を発症した人の中には頭痛の症状を訴える人もいますが、この頭痛という症状も決して珍しいものではないです。
ただ全ての内耳炎で頭痛の症状が現れるわけではなく、頭痛は髄膜炎が原因となって発症した場合に現れるという特徴があります。
 髄膜炎が原因となって起こった内耳炎では頭痛以外にも、発熱や嘔吐、意識障害等の症状が現れるようになります。
このタイプは発症すると重症化しやすいとされていて、頭痛と合わせて意識障害や痙攣等が現れてくると注意が必要です。
そのため内耳炎の症状以外にも頭痛等の症状が現れてきたら、出来るだけ速やかに病院を受診するのが望ましいと言えます。
 内耳炎の治療方法については原因が感染症である事から、抗菌薬等の薬の投与を行う事になります。
ちなみに上記した髄膜炎を原因とする場合には状態が深刻なので、入院して医師の管理の下で治療を受ける事も多いです。

スポンサーリンク