めまいなしのメニエール病

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一般的に、「メニエール病」と言えば酷いめまいに襲われて天井がグルグル回るような感じがする病気だというイメージがありますが、実はめまいなしという症状を呈する場合もあるのです。
これは蝸牛型と呼ばれ、耳が詰まった感じ・耳鳴りがする感じ・音が響く感じ・低音が聞き取りにくい感じ・難聴などがあります。
このような場合の原因は、内耳に溜まったリンパ水腫なのです。
この病気は、一般的に若い女性がストレスや睡眠不足、気圧の変化、几帳面な性格などによって引き起こされるものであるとされています。
また、この蝸牛型のめまいを起こさないパターンは、酷いめまいを伴いため、自覚症状がなく、耳鼻咽喉科を受診することはありません。
ですから、患者の約20%が通常のメニエール病に移行してしまうのです。

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そんなこの病気の原因である内耳には、聞こえの細胞が詰まっている蝸牛と、平衡器官を司っている三半規管と耳石器があります。
これの両者、または一方に異常が出た場合に病気が発生するのですが、特に前者だけの場合がめまいを感じないメニエールになるのです。
この病気の治療法としては、まず薬物療法が挙げられます。
例えば車酔いなどに効くめまい止めや利尿剤、抗不安剤、循環改善薬、ビタミン剤などが挙げられます。
その他は、自分自身の心身の状態を整えることです。
睡眠をしっかりとること、ストレスを溜めないこと、薬に頼らないこと、生活習慣を見直すことなどが大切です。
この病気を治すには、焦ってはいけません。
ゆっくり自分と向き合う時間が必要なのです。

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