突発性難聴に運動が及ぼす影響について等
突発性難聴とはその名前からも分かるように難聴の一種で、ある日突然症状が現れるという点が特徴となっています。
人間の耳は耳穴から鼓膜までにあたる外耳と、鼓膜から奥の部分にあたる内耳に大きく分類する事が出来ます。
突発性難聴はこのうちの内耳の中にある蝸牛という部分に、何等かの障害が発生する事で発症すると言われています。
基本的にこの疾患は左右どちらかだけの耳に発生しますが、ごく稀に両耳で同時に発症するというケースもあります。
突発性難聴を引き起こす蝸牛の障害が発生する原因については、今も明確になっておらず研究が続けられています。
何等かの細菌やウイルスへの感染説や、循環機能の障害説等がありますが突き止めるには至っていないです。
突発性難聴を発症した場合に現れる症状としては、病名にもあるように難聴が代表的な症状となっています。
それ以外にも難聴が起こる前に耳鳴り等の前兆症状が現れたり、難聴に伴ってめまいの症状が現れるという人もいます。
突発性難聴を発症した疑いがある場合には、出来るだけ速やかに病院を受診して治療を受けるのが望ましいと言われています。
何故なら突発性難聴は治療開始が遅れれば遅れるほど、難聴の改善効果に影響が及ぶ事になるからです。
発症からすぐに治療を開始出来れば高い難聴改善効果が期待出来ますが、1ヶ月以上経ってからの治療開始では高い効果を期待する事は難しくなります。
突発性難聴の治療方法としては薬物療法を行う事が多く、循環改善薬やビタミン薬等が処方されるのが一般的です。
また難聴の症状と合わせてめまいの症状がある場合には悪化している事が多く、治療での著しい改善は望めない事も多いとされています。
ちなみに突発性難聴を発症した場合に、運動をするとどんな影響が及ぶのかを気にする人も少なくないです。
運動がこの疾患に及ぼす影響については、結論から言えば良い影響となる場合が多いと言えます。
運動をすると全身の血行が良くなり、それに伴って難聴に影響を及ぼすリンパの流れも改善されるためです。
また運動をする事はストレスの解消にも繋がるので、そういった意味でも良い影響を期待する事が出来ます。
良い影響を期待出来る運動の仕方としては、あまり激しい運動は逆効果になる可能性があるので注意が必要です。
また運動する事を義務としてしまうとストレスの原因となってしまうので、体を動かす事を楽しむ気持ちが大切になります。
