突発性難聴で生じる聞こえの悪さや耳鳴りは、完全に治るのか
突発性難聴は、ある日突然に片耳が聞こえにくくなってしまう症状です。
原因は今のところは詳しく分かっておらず、その症状を放置してしまうと治る確率が低くなってしまうと言われています。
聞こえが悪くなる他にも、耳鳴りが生じてしまう場合も多く、常に不快な状態となってしまいます。
この突発性難聴は、耳鼻科にてストロイド剤を主に使って治療が行われます。
一定期間薬を服用すれば治る可能性もありますが、全ての人が完全に治るわけではないようです。
現に、突発性難聴が完全に治らずに、何年も症状に向き合っている人もいます。
そういう人は聞こえやすいように補聴器をつけたり、耳鳴りを抑えるための対策を行っていたりします。
しかし、なぜ突発性難聴の耳鳴りなどの症状は、治る確率に差があるのでしょうか。
できれば完全に治る方向へ進んでいきたいですが、そのために必要なことがあれば知っておいた方がいいかもしれません。
聞こえが悪くなったり耳鳴りがずっと続くようであれば、生活にも支障をきたしてしまいます。
突発性難聴と疑われるときには、今後のことも考えて行動しなければいけません。
突発性難聴の特徴は、片耳だけに違和感のある症状が出ます。
そして、何の前触れもなく突然起きてくるようになります。
このような疑いのある症状が出たときは、放置しておくのはよくありません。
突発性難聴は症状が出だしてから2週間以内に治療を受けなければ、予後が悪くなると言われています。
症状の進行性が早いために、早期の治療でなければ結果的に悪い影響が続いてしまう可能性が高くなってしまうのです。
突発性難聴以外の病気でも、早期の治療が大切だとよく言われます。
聞こえが悪くなったり耳鳴りがするときは、一過性の症状だと思い込む人も少なくありません。
そのためにしばらく様子を見る人も多いですが、最低でも1週間以内で治る様子がなければ耳鼻科で診てもらった方がいいです。
できれば2〜3日以内で判断していくといいですが、いろいろな事情や症状をあまく見るなどして先延ばしにしていては、治る確率に影響してしまうかもしれません。
聞こえの悪さや耳鳴りは、早急な治療で完全に治る可能性はあります。
あるデータによると、突発性難聴の3人に1人は完治し、もう1人は緩和、そして1人は症状が続いてしまうというふうに差が出てしまうようです。
急に聞こえが悪くなったり、耳鳴りがしだすようになったら、まずは受診をして詳しい症状を伝えていくことが大事です。
