蝸牛型メニエール病のめまいの症状について等

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蝸牛型メニエール病とはその名前からも分かるように、メニエール病の一つの種類だという事が出来ます。
メニエール病とはめまいの症状を代表とする疾患で、周囲がグルグルと回転しているような不快感を感じます。
この疾患は今のところ発症原因が明確になっていない部分も多いのですが、内耳のリンパ液が過剰になる事が影響している事は分かっています。
 蝸牛型メニエール病は内耳の中にある蝸牛と呼ばれる部分にリンパ液が溜まり、やがて水腫が発生する事で発症すると言われています。
この疾患は一般的なメニエール病の前段階とされているため、この段階で早めに治療するのが望ましいとされています。
この疾患の発症に気付きながらも放置を続けると症状が重く慢性化していき、最終的には一般的なメニエール病に発展してしまいます。
ここまで状態が進行してしまうと治療するのが難しくなり、長い時間をかけて治療する必要が出てきます。
そのため発症の疑いがある場合には出来るだけ速やかに病院を受診して、適切な治療を受けるのが望ましいです。

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 蝸牛型メニエール病を発症した場合に現れる症状としては、キーンとした音が聞こえる耳鳴りや低音難聴等が挙げられます。
メニエール病の症状というとめまいが特に有名ですが、蝸牛型メニエール病の場合にはめまいの症状が現れる事は、基本的に少ないとされています。
もしも蝸牛型メニエール病と診断されているにも関わらずめまいの症状がある場合には、悪化してめまいが起きるメニエール病になっている疑いがあります。
この疾患はメニエール病の中では比較的軽症だと言われていますが、めまいの症状があった場合には油断しない事が大切です。
 蝸牛型メニエール病の治療方は、めまいの症状がある一般的なメニエール病と基本的には同じとされています。
具体的には大きい音等の強い刺激を周囲から排除して、静かに過ごしながら薬物療法を行う事が多いです。
蝸牛型メニエール病で処方される薬は内耳の血液循環を改善する薬等が一般的ですが、それ以外にも必要に応じて精神安定薬等が処方される事もあります。

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