突発性難聴の労災申請の方法について等
突発性難聴とはその名前からも分かるように難聴の一種で、症状が突然現れるのが特徴の一つとなっています。
人間の耳は耳穴から鼓膜までの外耳と鼓膜の奥の中耳、更に中耳のもっと奥の内耳に分類する事が出来ます。
突発性難聴はこのうちの内耳の中にある蝸牛という部分に、何等かの理由で障害が起きる事で発症するとされています。
基本的には左右どちらかの耳だけに発症しますが、稀に両耳に同時に発症するケースもあります。
突発性難聴が発生する原因については不明な点が多くあり、現在でも研究が続けられています。
何等かのウイルスへの感染や循環機能の異常等の説がありますが、今のところ特定には至っていないです。
また突発性難聴の発症や悪化にはストレスの蓄積が影響すると言われているため、心当たりがある場合には注意が必要だと言えます。
この疾患は発症から出来るだけ早い治療開始が望ましいとされていて、発症から48時間以内の病院受診が理想的とされています。
突発性難聴を発症した場合に現れる症状としては、病名にもあるように難聴が最も有名な症状として挙げられます。
治療方法については薬物療法を行う事が多く、循環機能の改善薬やビタミン薬等が処方される事になります。
ちなみに前述したように突発性難聴はストレスの蓄積が影響する事も多く、職場での環境等が影響する事もあります。
このように職場の環境でストレスが蓄積して発症した可能性がある場合、労災申請を行うという方法も有効だと言えます。
労災とは仕事をしていて病気や怪我をした場合に、正規の方法で申請する事で国から保険金を受け取る事が出来るという仕組みです。
この労災を認めてもらうためにはきちんとした方法で申請する必要があり、正しい方法で申請しないと労災と認められない事もあります。
労災申請をするための方法についてはまず最初に病院を受診して、突発性難聴だという診断を受ける事から始まります。
病院で診断を受ける事が出来たらその診断書を持って労働基準監督署に行き、担当の窓口で専用の申請書に記入して提出する事で労災認定がされます。
ただし申請をすれば全ての場合において労災が認められるわけではなく、労働基準監督署が判断する事になります。
特に職場のストレスというものは証明するのが難しく、正しい方法で申請したとしても認められない事も少なくないです。
