メニエール病による難聴治療に用いるプレドニンとその副作用

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難聴を伴うことになる疾患にはいくつかが知られていますが、近年になって患者数が増加してきている疾患としてメニエール病があります。

 

メニエール病は回転性のめまいを多くの患者に共通する症状としてもち、その進行によって耳鳴りや難聴、耳閉塞といった症状が生じてくることに特徴がある疾患です。

 

厚生労働省によって特定疾患にも指定されている難病であり、その治療方法の確立が求められている現状があります。

 

病態として内耳にリンパ水腫ができていることが認められるため、その除去に向けた治療が基本的な方針となり、利尿剤や血流改善薬などが頻繁に用いられています。

 

また、対処療法として抗めまい薬や抗ヒスタミン剤が用いられている他、難聴の改善のためにステロイドが用いられます。

 

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難聴が発症してしまった際にはステロイド剤としてプレドニンが用いられるのが一般的です。

 

ステロイド剤というと副作用が重篤であると考えられてしまいがちですが、メニエール病の治療に用いられるプレドニンの場合にもその点はある程度の留意が必要になることは確かです。

 

副腎皮質ステロイドであるプレドニンの典型的な副作用として知られているのが高血糖であり、糖尿病を患っている場合には必ず医師に申し出る必要があります。

 

症状が著しい場合には減薬や中止をする場合もあるため、血糖値の管理は必ず行わなければなりません。

 

この他にも吐き気や下痢をもたらすことがありますが、我慢ができる場合には難聴の治療を優先することも多々あり、どちらを選択するかは患者が選ぶことになるのが一般的です。

 

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